書籍
救国シンクタンク叢書 大国のハイブリッドストラグル
大国は自己の権益を拡張せんと蠢いている
著者 小泉悠、奥山真司、部谷直亮、渡瀬裕哉、中川コージ
定価 990円(税込)
判型・製本 四六判、並製
頁数 230
発刊 2022年7月11日
ISBN 9784434306846
“未来の日本を考える”シリーズの第二弾。
アメリカ、中国、ロシアの3 カ国および、軍事、地政学それぞれの領域における新進気鋭の専門家5名が知見を共有し解説する。
小泉悠(ロシアの軍事・安全保障政策を専門)、奥山真司(欧米各国の地政学や戦略学を専門)、部谷直亮(安全保障全般を専門)、渡瀬裕哉(国際情勢分析を専門)、中川コージ(組織戦略論を専門)
【ハイブリッドストラグルとは】
大国は、国内外の大衆心理煽動や法律争議の技術を活用しながら、人類が秒進分歩で発見し開拓した技術と領域でハイブリッドな仄暗いストラグルを展開している。「戦争」「冷戦」「新冷戦」などとして用いられる日本語における「戦」の概念では表現するのが困難になった現状において、本書籍では敵や味方が明確ではない「ストラグル」な国際情勢を分析していく。
〜・目次・〜
はじめに
序章(中川コージ)
【第一部】
米中、米露、中露、世界覇権の行方・各国の軍事力・宇宙・サイバー。5名の登壇者によるクロストークセッション。
司会:倉山満(救国シンクタンク所長・理事長)
登壇者:
・渡瀬裕哉(救国シンクタンク理事・研究員)
・中川コージ(救国シンクタンク研究員)
・小泉悠 (東京大学先端科学技術研究センター専任講師)
・奥山真司(国際地政学研究所上席研究員)
・部谷直亮(慶應義塾大学SFC 研究所上席所員)
【第二部】
第一章 アメリカの最優先政策と裏付けとなる価値観(渡瀬裕哉)
第二章 中国の最優先政策と裏付けとなる価値観(中川コージ)
第三章 ロシアの最優先政策と裏付けとなる価値観(小泉 悠)
第四章 地政学上の米中露の関係性(奥山真司)
第五章 現代戦の常識(部谷直亮)
おわりに