書籍
新刊
福祉国家以後の世界
福祉国家のあり方を問い直し、自由市場や個人の自立を重視する立場から社会の仕組みを考察した政治・経済思想書
著者 トム・G・パーマー
翻訳 石川雅俊
監修 石川雅俊
定価 2200円(税込)
判型・製本 四六判、並製
頁数 256
発刊 2026年9月10日
ISBN 9784434382192
インターネットで購入する
Amazonで購入する
福祉国家の限界を問い、これからの社会を考える一冊
福祉国家の役割と課題を、政治経済学者たちが多角的に検証する論考集です。財政債務の拡大、若い世代の負担増、地域の支え合いの衰退など、福祉制度が抱える課題を、実証的な知見に基づいて掘り下げます。
私たちの暮らしを支える福祉国家は、どこに限界を抱え、その先にどのような社会を描けるのでしょうか。本書は、福祉国家を当然の善とする見方を問い直し、これからの制度や社会のあり方を読者とともに考えます。
福祉や経済、社会の未来に関心を持つ方の知的好奇心を刺激する一冊です。
〜・目次・〜
はじめに トム・G・パーマー
第1部 相互略奪と持続不可能な約束
1.福祉国家の悲劇 トム・G・パーマー
2.福祉国家はいかにしてイタリアの夢を沈めたのか ピエルカミッロ・ファラスカ
3.ギリシャの教訓─福祉国家への警告 アリスティデス・ハツィス
第2部 福祉国家の歴史─それは何を置き換えたのか
1.ビスマルクの遺産 トム・G・パーマー
2.相互幇扶助の進化 デイヴィッド・グリーン
3.社会福祉として相互扶助─アメリカの友愛団体を事例に デイヴィッド・ベイトー
第3部 福祉国家、金融危機、そして債務危機
1.ピラミッド・スキームとしての福祉国家 マイケル・タナー
2.「手頃な住宅」への権利は─いかにして世界経済を崩壊させるバブルを生んだのか ヨハン・ノルベリ
第4部 貧困と福祉国家
1.貧困・道徳・自由 トム・G・パーマー
訳者解説 福祉国家以後の世界~日本への示唆~ 石川雅俊
日本語版刊行にあたっての謝辞
付録
1.さらに理解を深めるための読書案内(そして、より良いレポートを書くために)
2.アトラスネットワークについて
3.自由を求める学生たちについて
注釈